NEW FORESTER1.8ターボ試乗

時間がなかったので急遽ナイトセッションをレポートしてきました、新型1.8ターボ。

既報の通り水曜まで自由に乗れることになったので新規追加されたパワーユニットの感触をピックアップしながら走ってきました。

まずは市街地(バイパス路含む)から。

ファーストインプレッションとしては全域が非常にトルクフルとなり大排気量の車両にも似たパワーレンジが特徴です。

とはいえターボイメージにあるトルクの谷などは感じさせず、よくある「ドッカン」系のようなターボとは違い全域でフラット。

後述しますが、これは今回のフォレスターのコンセプトに非常にマッチした味付けで、今後さらに厳しくなるであろう排ガス規制に対応した新世代のターボのフラッグシップとしてベンチマークとなりうるのは確実だと思われます。

少し走ってドライバーチェンジ。今度は助手席から乗り心地を含めてチェックします。

古い人間ですから直感的に「ターボ=ソリッドな乗り味」を想像してしまいましたが、これは明らかに方向性が違う・・・いわば全域で「快適ターボ」です。

同乗者にもターボの荒々しさを感じさせない、まさにSUV版グランドツアラーとなりうる快適性がそこにはあります。ひとつ前のSJ系からの乗り換えですと少し驚かれるかもしれません。

足回りにもこの車独自の味付けを感じます。カーブの挙動ひとつにしてもカドの立った感じはありませんのでSUV車に乗っている、という感覚が徐々に薄れていきます。

 

高速道を経てここで第二チェックポイントへ到着。あらためて質感の向上を再確認しました。いわずもがな制限速度内では物足りなさを感じるもシームレスな加速が気持ちよく「大人な」ターボを感じられます。

内装には大きな変化はありませんが細部のトリムに変更点が見受けられますね。

もう一つの特筆は静粛性。ターボですからエキゾーストサウンドにも期待してしまいましたが、今回は良い意味で裏切られました。アイドリング時の音も低すぎずにノイジーな感じがありません。

先述の通りターボ車の概念を今回見事に払拭し、ツアラーのためのターボとして生まれ変わったCB18・DITエンジン。よりジェントルな立ち位置に昇華したものとして他のSUVとは明らかなる違いを見せてくれますね。

落ち葉がきれいで思わず立ち寄りました、美術館周辺。デビューのタイミングもまさに合っていてさらなる魅力を感じます。

あっという間の試乗でしたが、ソリットな乗り味を好まれるお客様もぜひご試乗いただきたいと思うのが今回の1.8SPORTターボ。ワンランク上のSUVならイチオシの一台となるでしょう。

楽しい時間はあっという間に過ぎます。遅くなってしまいましたが無事帰社。改めて一枚撮ってみましたがアイスシルバーメタリックも今回のブラック基調の加飾とマッチしており精悍さに磨きがかかりましたね。

次世代スバルにまさに相応しいエンジンと熟成の域に達したSK型フォレスター、ぜひワンランク上の一台をお探しの方にご試乗いただきたいと思います。

㈲笹本自動車整備工場