TESLAオーナーのための全国規模イベント、TOCJミーティングに参加してまいりました。
TOCJとはテスラ・オーナーズクラブ・ジャパンの頭文字をとった名称でメーカー公式・公認のオーナーズクラブとなりアジアパシフィックエリアのなかで日本がこの名称にあたります。
お隣・台湾のクラブなども活発な活動をされておりますが日本も負けてはいません。この日全国より集まったのは運営を含め約400名。そのほとんどもTESLAオーナーという稀有な組織となります。
なぜこのようなオーナーズクラブが存在するかというとメーカーとしてはまだ歴史の浅いTESLAをユーザーの手で盛り上げていき、販売形態の行き届かない点(ディーラーが存在しません)や山梨のようにサービス拠点のない地域のユーザーにもネットのフォーラーム等の活用で利便性を向上してもらうためにユーザー間でメーカーの足りない部分を補う、といった役割も担っているのです。
その中でも私たち専門業者のポジションも重要で先述のサービス不毛エリアでの仲介役として「なにが」、「どこまでできるか」が重要となってきます。
当社でもTOCJ発足前よりこの点に着目し、様々なお客様との橋渡しを行ってまいりました。
これらが一年に一度リアルの場で一堂に会し、情報共有はもとよりユーザー間の親睦を深める場となっていたのですがコロナ禍の影響で延期、中止ののち前回の2019年より3年ぶりとなる今回の開催となりました。
会場は千葉県木更津にある「かずさアカデミアホール」、こちらは会場キャパシティーも大きく、正に今回の開催に相応しいものでした。
出展ブースも多彩にわたり、TESLAイベントにもかかわらず他銘柄のEV車や用品メーカー、カスタムパーツメーカー、充電・蓄電設備などのインフラ供給メーカーなどからEV車専門のレンタカー会社までTESLAを運用するうえで困ったことがあればすべてここですべて解決するくらいの内容。
ARYA、IONIQ5の後ろに見えるのは国内未発売の左ハンドルMODEL Yです。
またそれぞれ個性的な車両もずらり。その中でも初代ロードスターやポルシェ・タイカン、さらに軽自動車規格適合のELEMOまで見ていて飽きることはありません。
またイベントコンテンツも内容充実しており、その中でも弊社のお客様でもあり交流の深いアラン中村氏のプレゼンのお手伝いをさせていただきました。
氏は黎明期よりEVのユーザーエクスペリエンスを広めるべく地元富士河口湖町で自身のクルマに試乗してもらい、その乗車感想を一冊の本にまとめました。その冊子が日本人初として創業者のイーロンマスクの手に渡ったという経緯と、自費でオランダのオーナーズクラブとの交流を綴った足跡をプレゼンとして発表。まさに黎明期の普及の立役者として尽力された初期メンバーでもあります。
このようなコンテンツも多数あり、参加者の皆さんも終了まで熱心に参加されていた姿に改めて感心させていただきました。
既存の自動車メーカーには無いユーザーが下支えしながらその規模を確実に拡大しているTESLA。単なる色眼鏡ではなくこういったイノベーションが下地にあるメーカーですから弊社でもさらに手厚く即していけるような体制を今後築き上げていきたいと思っています。