変わるスピーカーブラケット

スバル渾身の新開発シャーシ・SGP(スバルグローバルプラットフォーム)登場後から車両もさらに静粛性が高まり、お客さまのオーディオに求められる性能も日々高まっているように感じる今日この頃。

特にi-podやハイレゾWM等の音源ソースの多様性も重なり、スピーカーの音質がイマイチなので交換してみたい、というご要望もスバル車問わず増えているのも現実。今回はそのスピーカー交換に関してスバル車のスピーカーブラケットをご紹介いたします。

現行レガシィをはじめ新型インプレッサやXVからオプションカタログに登場したこのタイプ。

DIATONE製はこんなカンジ。

オプション外ですがこんな製品も。sonic design製

 

 

特徴的な楕円型からして今までのトレードインスピーカーとは互換性がないのでは、と言ったお問い合わせもございます。
そこでXVのオプションカタログの例でよーく見てみると…


あるんです、通常の17cmスピーカーの設定が。ただしブラケットが別売で設定されており、現物をネットでも見ることができない。

実物はどんなモノなの?と言ったご要望から当社デモカーXVにインストールしてみました。

噂?のブラケットがコチラ。

これが外枠となり取付のブラケットとして介在します。ここまで必要か?という声もあると思われますがさきのディーラーオプション品はツィーターが独立したセパレート2WAYと呼ばれるもの。このタイプでない3WAYコアキシャルスピーカーと呼ばれるタイプもあり、お聞きになる音楽によってはこういったスピーカーを選ぶことで一段と表現力豊かなオーディオに大変身、ということもあるのです。

今回のチョイスは私好みのものになりますが、シンプルなフロントスピーカー2発構成のあえて3WAYをチョイス。フロントには上記をインストールし純正リアスピーカーはあえてボリュームを絞りツィーターとともにお休み頂く事に。

かなり極端な例となりますが低音ドコドコを聞くわけでもなく尖った高音も必要としないので全てのスピーカーが同軸状に配される3WAYを用いて潔い2発構成はまさに理想、となるわけです。(もちろん個人それぞれの見解は違いますのであくまでご参考に。)

また肝心のユニットには定番ともいえるこちらをセレクト。

実売では\10,000円以下で入手できる汎用品ですが侮るなかれ、意外にも評価は高くロングセラー。個人的にイチオシなスピーカーです。

これをブラケットと組み合わせてこんな感じでインストールします。フチ枠には防振スポンジを張って微ノイズ対策としました。

またデッドニングと呼ばれる防振処理ですが新型インプレッサ/XVに関してはドア内にエアバックセンサーが配されているため闇雲に施工することができず必要最小限のデッドニングとなります。しかしそれだけでも確実に音質向上にはつながりますのでノウハウの有る当社におまかせ頂いたほうが賢明かもしれません。

 

何人かのお客様にもすでに聞いていただきましたが、まさかコレがスピーカー2発だけの音とはお気づきにならず皆さん一様に「Good!」とお褒めを頂きます。もちろんキモとなるヘッドユニットの設定もアドバイス差し上げることが可能ですのでおひとつ基準として捉えて頂ければさらに自分好みの音を仕立てられることでしょう。

シンプルにお金をかけなくともここまでできるんです、の典型例となりました。

その他メーカー製品でも17cmのラインナップでしたらセパレート/コアキシャル問わず施工が可能ですのでご興味のある方は是非お問い合わせください。

 

㈲笹本自動車整備工場