日頃様々なトラブルで入庫されるおクルマがございます。今日は意外と忘れがちなキーレスプッシュスタート車のトラブル事例をご紹介いたします。
装着率の多さが最近の車両では最も目立つようになったキーレス&プッシュスタート車。便利さはもちろんイモビライザーを搭載しセキュリティの面でもデフォルトとなってきている装備のひとつです。・・・ですが便利な反面こんなこともございます。
■エンジンがかからない・・・
鍵はバックの中。一緒に乗り込んだのになぜかプッシュしても始動できない・・・こんなSOSが最近もありました。まだ1年経っていない新車。電池切れには早すぎる、、、となるとピン!と来るのはこれしかありません。
スマホ(ケータイ)とスマートキーが近すぎませんか?
スマホが発生している電波の中がスマートキーの電波に干渉して操作を妨げている恐れがあります。女性の場合は乗り込んだあと無造作にスマホをバックに入れたとき。男性ならポケットに入っていたスマートキーを何気にスマホと重ねて置いてしまったとき。。。きっとこんなシチュエーションがどなたにもあると思います。こんなときはスマホとキーユニットを離してみてください。きっと問題なく始動できると思います。
(全てのスマホとスマートキーが相性悪いわけではございませんので誤解の無いよう。)
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もちろん電池切れ、というケースも目立ってきているのも事実。当社では交換履歴が無ければ2年ごとをメドに定期点検・車検の際に交換を推奨しておりますが場合によってはそのタイミング前に電池消耗してしまうことも・・・。そんな際の緊急始動法も是非覚えておいていただきたいと思います。
■電池切れのようでドアもエンジンも反応しない・・・【 スバル車の場合例 】
キーレス本体にはサブキーが仕込まれており取り出すことができます 。<トリセツもご覧ください
このキーでまずドアキーを開けますがメーカーによっては盗難警報装置が作動することも。
もしそんな場合もあわてず以下の動作で始動を試みてください。
まずは
1)エマージェンシーキー(キーレス本体に内蔵)にて開錠しドアオープン。※この時点でホーンの断続音が鳴りますので注意!
2)スバルマークのあるキーユニットの面をプッシュボタンのほうに向けます。
3)スバルマーク面を向け近づけたまま、同時にプッシュボタンを押します。(キーユニット内には緊急時にもキーユニットを認識できるだけの電力が残っています。)
4)始動できると警報も鳴り止む設定となっているのでその後は速やかに電池交換を行ってください。
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キーにまつわるとトラブルですが意外と厄介になりがちなものですので定期的な交換をお忘れないようお願いいたします。当社では国産車キーレスユニットの電池は常時全て取り揃えております。定期点検とあわせてご用命いただけると記録簿への記載も可能ですので後々のリマインドにも役立ちます。
(有)笹本自動車整備工場