長いお休みになる前に試乗することが叶いました、新型BRZ。
7/29の一般公開スタートのあと比較的早い段階での配車となり、二日間を通して試乗をさせていただきました。
今回の新型に関しては新搭載となる2.4LエンジンとAT車にEyeSightが搭載されることがメイントピックとなりますが細部のブラッシュアップも着実に進化してモデルチェンジを迎えました。
いつものナイトセッションでのインプレッションになりますが今後この記事にて更新していきますのでまずは速報としてご報告いたします。
今回の試乗車は最上級「S」グレードの6速MT車。大きなトピックとしては新搭載エンジン2.4Lというのが今回のメインとなりますがエンジンパワーの相対的な増大に対し車体剛性も上がったことでより筋骨隆々な雰囲気を醸し出しています。
気付いた点でいえばエキゾーストサウンドが良くなった点。これは実は電子サウンド再生音による加飾(アクティブサウンドコントロール)でした。似たギミックではポルシェのEV・タイカンでも採用されており昨今のスポーツカーのトレンドなのかもしれません。
足回りは前モデルよりも懐が深くなったように感じます。個人的には標準搭載の18インチよりも上を狙いたいところ。ただしトータルでいうとバランスの取れている状態がこの18インチ仕様でもありサスペンションとの計算しつくされたマッチングを感じます。
内装はあえて奇をてらわずオーソドックスなものですが直感的にどこに何があるかわかり易いレイアウト。スイッチ類の触感節度も良い感じです。
※
今回の試乗は時間がなかったために和田峠から昇仙峡を抜けるラインを試乗しました。いつものナイトセッションとなりますが乗り込みも低いせいか実速以上の速度感を感じます。
峠道において回頭性の高さは先代譲りで軽快にワインディングもこなします。時折出現する大きいバンプも軽くいなすイメージ。
破綻をきたすようなモーメントは一切なく極めてニュートラルな素直なハンドリングです。
トラックモードでTRCオフの走りも試しましたがなかなかこれが限界値も高く、トータル性能の向上がここでも判明しました。サーキット走行などではとても楽しいものになるでしょう。
あっという間の試乗でしたが、乗りなれたコースでFRスポーツを操る楽しさはやはり爽快。「スポーツカーの原点はここにあり!」といった感じでしょうか。
ご試乗でいろんなシチュエーションをお試しになりたいお客様もあると思います。実際に乗ってみてわかるピュアスポーツはやはり感動的でもあります。
試乗リクエストはどうぞお早めにお申し出ください。余裕を持った時間でご希望の試乗ができるようセッティングいたします。
㈲笹本自動車整備工場