年明け早々から毎年多く発生しています、バッテリートラブル。
昼夜の寒暖差が大きい条件下では弱ったバッテリーにとって致命傷。単純に使用年数の経過した古いバッテリーならば交換すればいいのですが、最近ではアイドリングストップ車(ISS車と略します)の専用バッテリーのトラブルも。
-
Contents
メーターにeco関連の警告灯が点灯(各メーカー様々な警告灯表示があります)またはISSが作動しなくなった
-
アイドリングストップOFFにしている(作動させない)のに普通のバッテリーより早くダメになった
-
使用用途が変わったとたんにエンジンがかからなくなった(毎日通勤に使っていたが数週間近く乗らなくなった、等)
これらはISSバッテリーにとって大きな負担がかかってしまった結果でもあるのです。
難しい話を抜きにするとそもそも「充電⇔放電」の度合いが大きい前提で作られたISSのバッテリーは、正常な機能を発揮するための条件も厳しいのです。
だったら「頻繁にISSをOFFにすれば?」というお話をよく質問されますがこれも実はNG。充電だけしている状態ばかりでもダメなんです。(正しい充放電のバランスもISSバッテリーには重要)
、、、といわれても今のバッテリーの状態の良否がわからない・・・そこで当社も指標としているのがCCA値というバッテリーの能力性能の数値。これを計る専用のテスターを用いて今バッテリーがどんな状態か?をチェックしています。
もちろん車検や定期点検にご入庫のお客様のバッテリーはこれを測定したうえでバッテリーを総合判断しています。早めに交換をしたほうが良い場合にもご提案しているのがこの数値に基づいたものなんです。
※
まれに「新車から2-3年しか経っていないのにバッテリーがダメになった」ということもあります。これは大きく下記の2つが起因するものがほとんどですが
-
新車装着のISSバッテリー自体の初期能力が低い(コストダウンによるもの)
-
運転状況が「充電⇔放電」の理想的な状況からかけ離れている
実は皆さん驚きますが1番目の「初期バッテリー能力の低さ」はコスト低減のためのメーカーの策。モノによっては基準サイズの60%程度の容量のものが初期装着、なんてクルマもあります。お乗りのおクルマの本来のバッテリーサイズを知っていれば、次に交換する際に適正なものに換えるだけで本来のライフサイクルまで使えることができます。
また2番目の状況であったとしても能力値の高いものでカバーすることで充放電状態の解消には一助となりうる場合もございます。
そんなバッテリーも各社様々。当社ではそれぞれのおクルマに見合った各メーカーの製品お取り扱いが可能です。
※一例です(スバル純正取扱品例)
あなたのおクルマに見合った適正なISSバッテリーをおすすめできるのはやはり信頼できる整備工場なんです。
バッテリーの点検/交換のご用命はぜひ当社まで。
㈲笹本自動車整備工場