昨年より導入しましたエアコンサービスステーションでの施工が大変好評です。「今回もなんだか効きがわるいような・・・」といわれるお客様に施工をおススメしたところ、ダメモトでも良いからやってほしいとのことでご依頼を頂きました。
車両は平成23年式ミラです。ボディーカラーが黒ということもあり炎天下では特に昨シーズンも効かない実感があった、とのこと。早速施工開始です。
以前の記事でも紹介しましたがこの機器で行うルーティーンは
「既存ガス回収」→「機器内の真空引き」→「フロンガス高純度再生」→「適切質量充填」
という順序にてガス量の適正管理・充填までを行うものです。通常のセオリーでは質量でなく圧力でガス充填をしていますのでいくら新車の車両であっても設定されたガス重量に達していないことが多いので「新車なのになぜだか効きが悪い」といったことも起こりえます。
さて今回の車両では、
ボンネット裏のラベルに上記の表記があります。規定量は300±30gなので270g~330gとなりますね。
これを機器に入力しスタートさせます。全行程で25-30分を要しますがさて、どんな結果となったでしょうか?
上記レポート用紙の結果では
「300gの規定量のうち210gしか回収できなかったので90gを追加しましたよ!」
ということになり、実質1/3のガスが抜けてしまっていたことになります。それでは効率も悪い訳で効きにも影響が出てくるのも納得。
翌日頂いたお電話では「寒いくらいに冷える!!」とうれしい大絶賛を頂きました(笑)。
やはり質量管理がいかに大事か、ということがお分かりいただけたかと思います。
余談ですが毎年エアコンが効かない、という相談の中で「ガソリンスタンドでガス補充したばかりなのに~」という方も見受けられますがこれ、実は過充填なことが多いのです。圧力注入方式ではこういったことも起こるので充填過多もNGなのです。
というわけで来月6月末までエアコンフィルター交換と合わせたキャンペーンも実施中ですのでご用命・ご予約はぜひ当社まで!