試乗テストライド/TS StreetHunter

気になる方も多いと思います、原付二種のTS STREET HUNTERをテストしてきました。

弊社試乗車は1バッテリー仕様のものとなりますのでおのずと走行距離も少なめとなりますが通勤での使用が耐えうるか、という点でテストしました。

TS Street hunter

最も平均斜度の少ない国道20号線を流れに乗ってどのくらい行けるか、体重88㎏の私が乗って公称値との差がどのくらい出るかも気になるところ。

天候:晴れ/微風 30℃(実際気温は25℃) 満充電100%でスタートします。

原付二種の法定速度は60㎞/hのため、原付一種のように国道でも難儀することはありません。車格の大きさ(ホイールベースも含め)と相まって安定感は抜群。ガソリン車と比べて軽量であるにもかかわらずバッテリー搭載位置を含めた重心が低いためかトラックに追い抜かれる際の不安定なドラフトも怖さを感じません。

この日は流れも良かったのでついつい出力も高めな運転となり、折り返し半分となる電池残量値では白州手前でリターンとなります。

この時点でバッテリー残量:100%→59%、実走行23㎞です。ちょっと飛ばしすぎ?たかも。ちなみに左上の大きめな数字は各レンジでの走行目安距離表示です。この時レンジは「2」のノーマルレンジでの値です。

メーター確認と同時にワンショット。こうしてみると質感も高く乗車姿勢も比較的楽なのでどなたが乗っても満足感は高いでしょう。当たり前ですが振動も路面からのみですので疲労感もガソリン車と比べ大きく違います。

さて復路にと戻ります。若干の下り基調となりますのでどこまで走れるか。帰りもなるべく流れに乗って走ります。なお同じ道を選ばず支線の県道に入り距離を稼ぐことに。

この車両は残量20%を割るとバッテリー保護のため出力制限がかかります。帰着まであとわずかのところで20%を割り込んだのですが渋滞もあり流れに遅れることはなく12%残量で無事帰着。

結論:115㎞-69㎞=46㎞

の実走行が可能となりました。ただし体重のもっと軽い方で県道メインに走るようなシチュエーションであればさらに航続距離は伸びることでしょう。今回の値はエコ運転するでもなく体重条件の悪いであろう私が乗ってのものですのでおそらく悪いほうの数値となるでしょうがあくまでご参考になれば幸いです。

もし通勤での使用を考えるとタンクスペースに充電器を積載可能なこのモデルであれば、職場で充電し帰路も満充電で帰れるとなればよりガソリン車に近い運転でも運用は可能となるでしょう。

このように実際条件と当てはめてみてみるのがEV化への近道かもしれません。

XEAM山梨甲斐