先日にわか話題に上った「タイヤチェーンの義務化」について、憶測などから情報が錯綜しているようなのでまとめてみました。
ページ最下に更新情報があります。あわせてご確認ください!
まずは公式に発表になった報道発表から。(↓リンクになっています)
ご覧になって分かりますように現時点(H30.12.5)では「義務化」されたわけでなく改正案が提出された段階なのです。
指定区間、標識掲示区間に関する命令を改正しよう、という案がでておりこれから省令を改正する動きがあるという内容のモノでした。
もちろん本発令となればもっと大々的な告知が必要ですし、車を持たない方にも周知されるような正しい報道の仕方も必要になってくると思っています。
↑チェーンと言っても様々なものがあります。。。
これをふまえて慌てて買い急ぎなどををされないよういくつか要点をまとめてみました。
- タイヤチェーンを取り付けていない車両の通行を禁止する規制標識が新設される(予定)
- 必要となる区間は降雪状況も特殊な場所に限定される、と思われること
- 実際大雪などの場合ではチェーンよりも4WDの必然性や最低地上高のある車両での走行に限られることから、全車に対応できる策ではないこと
- 近年の車両では構造上タイヤチェーンが取付られない車種も増えているため、それらへの対応はどうなるのか
- 【結論】:どのクルマへも携行が必須となりうるのか
おそらく皆さん同じ疑問をお持ちだと思われますので現段階では実際の改正でどのような指針が出るのか、を見極めてからでも遅くはないと思います。
それ以前に重要視されたほうが良いのはスタッドレスタイヤの現在の状態。
今期の使用に耐えうるものか否か、はユーザー自身では見極めがたいものです。その判断をご自身でしたがゆえにとっさの大雪で立ち往生・・・
これでは困りますので当社ではきちんとした判断をアドバイスさせて頂いております。
履き替えのご依頼もまずはご予約下さいませ。
【更新情報追記 H30,12/17】
ようやく以下の情報が更新されたようです。
道路:雪防災―国土交通省 ←リンクになってます
一個人の一般論として、まず先にこれありきで国交省も情報を提供すべきではなかったでしょうか。
今日までにも多くのお問い合わせを頂いておりますが本来の説明責務は発令前の時点で行うべきものだと思います。
また上記記事には当社でも疑問点だった「チェーン装着非推奨車」に対するQ&Aも掲載されていません。
さらに驚きなのが布製チェーンでもチェーン規制には対応、とのこと。
「大雪時に通行止めを実施する場合でも、チェーン規制を実施しタイヤチェーンを着けていれば通行できるようにすることで、これまでより積雪による通行止め時間を短くすることを目指します」
とのことですが布製チェーンで↑に対応できるかが果たして疑問です。
おそらく今後も実施都合で内容が変更になることでしょうから、更なる正しい知識が必要だと思っております。
㈲笹本自動車整備工場