タイミングベルト交換ってどんな修理?

お問い合わせの多い修理のカテゴリーとしてタイミングベルトの交換についてお話いたします。

修理のご依頼のなかで、当社でもお見積り前提でお話させていただくものがタイミングベルト交換。
ベルト交換といえど付属補器類の交換をあわせて行うことが多いため金額もまちまちになりがちです。

なぜか?をご説明いたします。

そもそもタイミングベルトとはエンジン内部の回転機構をつなぐベルト。
エンジンパワーを伝える部分でもあるので想像以上のチカラが加わる部分です。

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↑一例

そのため特殊なベルトを用いていますが、ベルト自体の使用限度もあるためメーカーで交換時期を設定しているのです。
その指示距離が10万km。およそ地球2周半もの距離に相当するのでその仕事量も大体お分かりになるでしょう。

でもそのベルト機構、構成している部品と付属して作動しているものが下記のように多くあります。

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テンショナーやアイドラーとあるのはベルトを張っている滑車(プーリー)でベルトと同じ数の回転をしています。
ウォーターポンプとあるのは冷却水を循環するためのキモとなる部分ですが、分解した際に水漏れが発生していることがあります。そのため付帯作業でポンプ本体+冷却水の交換が必要な場合があります。

またタイミングベルトでつながれているそれぞれの軸中心部にはオイルシールというものもあり、ココからオイルが漏れていることもあります。

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上記に合わせ、重要なのがこのベルトにアクセスするまでに多くの分解が必要になる、ということ。
そのため車種別に異なる工賃が発生します。また複雑になる車種によってはお預かり日数を指定させていただくことがあります。

それらの合計がタイミングベルト交換のお値段となります。

また複雑なものになればこういった部品点数のものもあり部品数も金額も大幅に変わってきます。

 

 

 

ここでお見積りも2つに分かれます。
■タイミングベルトとテンショナー(アイドラー)のみの交換・・・①
■タイミングベルトとテンショナー(アイドラー) + 補器類(ウォーターポンプ等)の全交換・・・②

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ご予算の都合や、先々長く乗る予定は無い場合などは補器類の漏れ等が無ければ①でも良いでしょう。
一例として軽自動車で部品+工賃計 25,000円(税別)~です。

長くお乗りになる場合、またこの先を安心してお乗りになりたい場合には②をオススメいたします。
途中で補器類のウォーターポンプの漏れが起こった場合には再度ベルトの交換が必要になる場合がございます。
一例で軽自動車部品+工賃計44,500円(税別)~になります。

上記のように実施内容によって同じクルマでも↑のように金額差がございます。
当社では①②のようにお客様のニーズに合わせた整備も可能ですのでぜひ一度ご相談くださいませ。

(有)笹本自動車整備工場