週末はARIYAに試乗

このところ毎週末EV記事ですが今回は待望のARIYAに乗ってきました。

発表から既に時間が経ち、弊社でも既報として展示車レポートをアップ済みでしたが、タイミング良く日産担当営業S氏より試乗車確保の連絡があり急遽試乗枠を頂くことが出来ました。

試乗車はB6limitedのプリズムホワイト。曇天下でもエッジのあるなかなかキレイな白です。ディメンションも同メーカーのエクストレイルとほぼ同幅、長さがちょっと短いくらいなので威圧感もなくそれでいて狭路でも四隅感覚が掴みやすく、見た目以上に乗りやすいです。

今回あえて同行者をもう1人増やしました。営業S氏を含め4人での乗車条件を試してみたかったのです。まずは一般道から峠道へ。乗ってまず初めに感じたのは電動パワステの操舵質感がとても良いこと。電動パワステは昨今のエンジン車でも妙な軽さがあったり路面からのインフォメーションが分かりづらかったりするものがほとんどなのにこのアリアに関しては完成度の高さを感じます。

その影響からかハンドル応答性も高く同乗者にストレスを感じるようなロールも抑えた走りができます。また足回りのセッティングもフル乗車に近い状態でありながらも底付き感はなく、ストロークをしっかりと稼いでいるのがわかる懐の深い感触。比較違いを承知で言うとエクストレイルの数段上の足回りと言える上質さがあります。

さて、ドライバーチェンジのために峠の中腹へ。再度外観確認をしますがなかなかデザインも悪くないことを再認識。思わず何枚かシャッターを押したので既出画像とも比べてみて下さい。コーポレートマークや無意味(?)なエコブルーなエンブレムも排除した全景は個人的にとても好感が持てます。

リアシートからの俯瞰も載せてみます。広角のカメラの画像ですが実際もこの視覚に近く、デザイン上ヘッドクリアランスは低いものの、快適性は非常に高いです。おそらくこれに寄与しているのはリアの居住性。着座してみて気づくのはリアドアの内側も大きくシェイプされ、目が届く位置に配置される室内灯もコンパクトでスイッチがないものになっていること。察するところ、視覚的な広さも考えられた上での生み出されたデザインは相当考え抜かれたもののようにも思います。やはりここら辺は既存メーカーの真骨頂と言えるでしょう。

ドライバーズシート/パッセンジャーシートに乗って添付して感じたのは重心の低さと重量バランスの良さ。昨今増えつつあるにわかSUVにありがちな偏重感は全くないためドライブ後半には軽快さすら感じるような不思議な感覚もありました。

今回のB6に関しては2WDであるものの非常に完成度が高く、ジェントルなEVというのが率直な感想です。今年後半にリリース予定の4輪駆動・ロングレンジバージョンのB9 e-4ORCE の登場にも非常に興味の湧く試乗となりました。

弊社でもこのNISSAN ARIYAのご試乗リクエストを受け付けますのでご興味ある方はぜひお問合せ下さい。

有)笹本自動車整備工場