■H29.11/15 新型 NISSAN LEAF

なにかと話題があったニッサンでもっとも悲運だったとしか言えないのがこのクルマでしょう。満を持して登場の前夜にくだんの事件発覚・・・そのことは抜きにしてもクルマとしての進化度合いをチェックしてみたいと思います。ちなみにプロパイロットは別車両でも搭載がありますので今回は割愛します。

カタチは前モデルよりもスタイリッシュになりました。いつからかなぜか植え付けられた「エコカー=ブルー」な配色をエンブレムなどから廃し印象は良くなったように思います。

リアスタイルの造形はアリだと思います。テールレンズはジューク、Zを連想させますがフィニッシュとしては合格点。

ライトデザインはよく見ると複雑な多層式で実物は造形美を感じます。

細かな造形は良くなりましたがなぜかこだわる充電ポートの位置。そこにこだわらなくても・・・と思うのは私だけでしょうか?

 

エンジンルームはこのクルマがFFベースであることを再認識できます。今回もバッテリークーラーの採用が見送られたためバッテリーの劣化度合と急速充電時の効率ムラが気になるところです。(ちなみに左手に見えるクーラントタンクはインバーター/パワーモジュール冷却用)

インテリアはいたってオーソドックスです。スイッチ類が多めですがメータークラスター一つに完結できるインフォメーションはマルチ化する他社に比べ好印象。

後部座席はやはりバッテリーの関係上若干高め。私が乗るとヘッドクリアランスがほとんどありませんが実用には耐えられるレベルだと思います。

 

実際の走行感は加速力もUPし、巡航時の突き上げも幾分良くなった気がします。気になる電費は残念なことにいまだJC08モード換算のまま。間違っても公称値の400kmは到底走れません。これはガソリン車の燃費算出基準なので勘違いされる方も多く早急に是正してもらいたいところです。担当営業曰く、実際の満充電時の航行距離で80㎞/hクルーズコントロール使用時で平均280km前後走行できるくらいだそうです。

正直、今後発売されるであろう他社EVがこの数値を追い抜く目標で作られるのは間違いありません。ジャパン発EVのパイオニアである以上、EPA値(実際値に最も近いEV電費のUS表示規格)を正確に提示し、これを伸ばしていく企業技術こそがニッサンEVのこれからのキーとなるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

■H29.9/8 TESLA MODEL S(テスラ)【番外編】 

今回、整備振興会主催の勉強会にてTESLAの講義がありました。興味深いのは今回メーカー講義ではなく、河口湖在住の中村さんとおっしゃるボランティアでEV車の啓蒙活動に携わる素晴らしい方のお話し。EVオーナーズクラブ員でもありいちユーザーとしての目線でこれから来るであろうEV化のお話をうかがうことができました。

威風堂々MODEL S。国内EVだとどうしても比較対象となるのが日産リーフ。ですが実際の指標としては全く別土俵のシロモノですので単純比較とはいきませんがおそらく世界中のEV車の中でもフラッグシップ性能を誇るものと思われます。

↑ブルーのジャケットが中村氏。とても素敵な紳士でした。

 

今回取り上げるべくはその先進性。私が感じたのは「クルマ版 i-Phone」だということ。車両価格も1000万円クラスとハイレベルながらも日々のソフトウエアアップデートは無料。その中には自動運転の付加、エアサスペンションの動作制御などアップデートを繰り返すことで常に最新のTESLAでいられる、というのはまさに革新的。ユーザーは車両価格以上のバリューを得られることは言うまでもありません。これら一連のフローはi-phoneのOSアップデートにも似たユーザビリティで今後の既存自動車メーカーの脅威になりうるものだと痛感しました。

↑スマホでのアプリ「サモン」を用いての遠隔操作で無人でも車両の移動が可能。ただし国内では法整備がグレーなところ・・・あくまで私有地で、との見解。

↑i-Phoneアプリ「サモン」のキャプチャー。見やすく直感的な感じがGOOD!

 

 

変わってインテリア。前回リポートしたプリウスPHEVの原型がまさにコレですね。やはりタブレット状のセンターインフォが目を引きます。

車両のインフォマティクスの詳細にはエアサス(オプション)のモードも。ちなみに段差等でエアサスを上げて通行した場所は、GPSに記憶されて再度通行する際には自動でエアサスが上がるプログラムが。これもアップデートの一環とのことで驚き。

 

そしてこれが自動運転のキモとなるカメラ部。「1カメラ+1レーダー」方式ですがレベル2の精度としても最高位とのことで今後さらに脅威となること間違いありません。

 

ちなみに今回の車両は2014モデルとのことで現行モデルはさらに細かなアップデートがあるようですので更なる興味をそそります。

 

残念ながら当社でTESLAを販売することはできません。なぜなら同社はディーラーシップを取らずネット販売を基軸としており我々のような中間を介さないことでその分をお客様に還元しているとのこと。このスタイルにも正直感服しました。 私たち整備を行うものにとって同じクルマには違いありませんがEVを取り巻く環境や各メーカーの思惑がみえてくると5年先・10年先のEV、特にTESLAが最大の興味となることは必至でしょう。また同社はその先を見据えたビジョンに一貫性があり今後も着実にファンが増えることに間違いはありません。

 

 

 


■H29.5/17 トヨタ プリウス PHV   

当初の発売予定から大きく出遅れた形で待望のデビューとなったPHVプリウス。当社でも個人ユーザーさまではおそらく県内初号機となる一台を納車させて頂きました。

(※納車前日のものをお客様の承諾を得てリポートさせて頂きました。ありがとうございます。)

 

プリウスPHV Aプレミアム  ¥4.222.800~

50プリウスと大きく異なるのはやはりこのフロントフェイス。LEDライトの配列が印象的です。

リアデザインもパッと見て区別できるラウンドグラス形状。

当たり前ですが給油口は2つ。運転席側が電力口、助手席側が燃料給油口です。電力口の開閉ギミックは面白いですよ。

 

公称燃費はEV:68.2km、HV:37.2km/Lとなっております。実燃費も気になりますね。

変わってインテリア。やはり問答無用、センターに鎮座するipad形状のタッチパネルが印象的。こちらは車両の購入と同時に端末契約の必要なテレマティックスとなります。

 

 

概要のみの紹介となりますが発売の遅れたのも実はこのPHVに対する国の補助金の詳細が煮詰まらず、施行決定がなんと発表の2日前・・・。

補助金概要詳細はコチラもご覧ください。
お客様にも気長にお待ちいただきましたが、せっかくの最新技術の粋を国がこんな形で足止めしてほしくないものです。

今後各社のPHVにも注目していきたいと思います。

 

 

 

 

 

H29.2/20  日産ノート e-POWER

何かと話題のe-POWER。早速試乗に、と日産の担当が満を持して最上機種持ってきました。「ノートe-POWR MEDALIST」 車両本体価格:¥2,244,240-(税抜)

ハイブリットとは異なり、エンジンは発電をするだけのもの。回転数も一定で走行条件でエンジンのON⇔OFFを繰り返します。なのでほとんどの帯域がエンジン始動を伴わないEV走行となり静かなもの。

機構上もさっぱりとしており右端にみえるHVユニットの下もスカスカなのに驚きます。少し前の初代のシボレー・ボルトの機構に近似しています(残念ながら国内未投入でしたが)

特筆はワンペダルで走行も可能な強力なリタード(エンジンブレーキ)モードによってアクセルを離すだけで強力なブレーキがかかるのでうまく操るとワンペダルでの操作も不可能ではないんです。もちろんこのリタードが効かないモードもあり運転状況に応じて選ぶことも可能です。

実際の走行感もスムーズ。EVのリーフが時々エンジンがかかる、といった感じでしょうか。この静かさをメリットにハイレゾ・オーディオカーを仕立てるなんていうのも一考かも。

余談ですが今季新発売のDUNLOP LE MANS V(ル・マンファイブ)やVEUROとの組み合わせなら飛躍的に静粛性もUPするのでベストなチョイスと言えるでしょう。

シフト周りもごらんのとおりシンプルなので高齢ドライバーにも受け入れやすいクルマなのでは、と思いました。

もちろんデメリットもあります。EV車の多くの課題はヒーター。このクルマも電気式ヒーターを用いるため効率(効き)に若干問題が。ただし寒冷地仕様の設定でリーフよりも改善されている、とのことで使い方によってはデメリットを感じることなくお使いいただくことも可能なようです。

このおクルマ、法人では購入時の補助もあるようなのでこの先、人気もさらに高まることでしょう。

ご購入検討もぜひ当社まで。